ホホバオイルがニキビやニキビ跡に効果がない理由を丁寧に解説

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ホホバオイルとニキビの関係についてネットで調べてみると、ほとんどの記事で『いかにホホバオイルがニキビに効果的か』ということばかり書かれています。

なかにはホホバオイルを塗った後のニキビの比較なども写真付きで解説されています。しかしどの記事でも一番重要な『なぜホホバオイルがニキビに効くのか』という部分については根拠に欠ける説明ばかりです。

またホホバオイルはニキビに効果がないばかりではなく、逆にニキビを悪化させる危険性もあります。当記事ではホホバオイルがなぜニキビに効かないのか、丁寧に解説していきます。

ホホバオイルがニキビに効果がある!は本当なのか

冒頭でもお伝えしましたが『ニキビ ホホバオイル』と検索して出てくるほとんどの記事では『ホホバオイルはニキビに効果的』と書かれています。

もちろん人の肌の状態はみんな違うので、なかにはホホバオイルを塗ってニキビが改善した人もいるかもしれません。しかしホホバオイルの成分や効能について調べてみると、ニキビに明らかな有効性があるとはとても言えません。

多くの記事ではホホバオイルのニキビへの有効性について次の3点から述べられているケースが非常に多いです。

  • 保湿効果
  • 殺菌効果
  • ビタミン効果

具体的に見てみましょう。

ホホバオイルによる保湿効果

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詳しくホホバオイルの保湿効果についてお伝えする前に、そもそも保湿がニキビに効くのかという問題があります。

ただ、これに関しては『保湿はニキビの改善に非常にいい効果をもたらす』と言えます。2013年に富士フィルムが、大人ニキビに悩む人の肌の水分量について画像解析した調査があります。

そこではニキビができやすい人と、できにくい人の肌の水分量を比較調査しているのですが、ニキビができやすい人はできにくい人と比べて明らかに肌の水分量が少ないことが分かっています。

※出典:http://news.mynavi.jp/news/2013/07/04/115/

乾燥肌は肌のバリア機能の低下をもたらしますが、バリア機能が低下した肌では角質層が肥厚し結果として毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが発生すると考えられています。

そこで本題ですが、多くの記事では、『ホホバオイルは皮脂と似た成分なので乾燥を防ぎ、高い保湿効果がある』と書かれています。実際にホホバオイルは成分の90%以上がワックスエステルで構成されていて、このワックスエステルは人の皮脂にも20~30%含まれています。

つまり、ホホバオイルには皮脂と似た成分で構成されているので、ホホバオイルを塗ることで水分の蒸発を防ぎ、高い保湿効果が期待できる、というわけです。

しかし実際のところは、『そもそも皮脂自体が持つ保湿効果は非常に小さいものです』kakusitu-suibunhoji

※出典:http://xn--gmq416b45c6t8ajbb.net/hishi

こちらは角質層の水分保持を担う割合について図解したものですが、皮脂は水分保持に関してたった3%しか役立っていないのです。これに関してはスキンケアに関する書籍を多く出版されている、吉木伸子先生も、次のように述べられています。

皮脂の果たす役割は2~3%と非常に小さく、水分を守る力はあまりありません。

※出典:素肌美人になれる正しいスキンケア事典

つまり、ホホバオイルは皮脂と似た成分で高い保湿効果があるとされていますが、実際のところ皮脂には全体のたった3%しか保湿効果がないのです。なのでホホバオイルを塗ることで肌の水分量が向上し、ニキビが改善するというのは、非常に考えにくいです。

殺菌効果

『ホホバオイルには殺菌効果があり、この殺菌効果によってアクネ菌が死滅しニキビも改善する』これもいくつかの記事で書かれている内容です。

殺菌効果の根拠となっているのは、ホホバオイルに含まれているトリクロサンという成分です。トリクロサンは細菌の増殖を防ぐ効果があると、多くの石鹸や洗剤、化粧品にも含まれています。しかしアメリカではトリクロサン自体に殺菌効果がないということでトリクロサンを含む製品の販売が中止されています。

2016年に公的機関である米食品医薬品局(FDA)は「通常のせっけんと水より有効だという科学的根拠はない」と指摘しています。

※出典:日本経済新聞

なので、ホホバオイルでアクネ菌の殺菌効果は期待できないと考えていいでしょう。

ビタミン効果

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ホホバオイルにはビタミンも多く含まれていて、それらがニキビに効果的とされています。具体的にホホバオイルに含まれているビタミンは次の3種類です。

  • ビタミンA
  • ビタミンD
  • ビタミンE

なかでもビタミンA、ビタミンEに関して次のような効能があり、ニキビに対しても一定の効果が得られると考えられます。

・ビタミンA:炎症の抑制、抗酸化作用

・ビタミンE:皮脂の抑制、ターンオーバーの促進

ビタミンA、ビタミンEともに脂溶性といって、脂に溶ける性質があるため、肌に馴染みやすく成分が浸透しやすいです。またビタミンA、ビタミンEは実際に多くの化粧品にも配合されています。なので上記2つの保湿効果や殺菌効果よりは、期待できる作用です。

ただ、実際にニキビに対して大きな効果が得られるかと言えば疑問です。先程ビタミンA、ビタミンEともに化粧品に多く含まれていると説明しましたが、厳密にいうと化粧品に含まれているビタミンとホホバオイルに含まれているビタミンは別物です。

というのも、いくら脂溶性で肌に馴染みやすい性質があるといっても、人間の肌には本来バリア機能が働いているので、そんな簡単に外部のものを肌に浸透することはできません。

そのため実際化粧品に含まれているビタミンは、肌への浸透性や活性化を上げるために改良された成分になっています。

ビタミンはA→ビタミンA誘導体(パルミチン酸レチノール)

ビタミンE→ビタミンE誘導体(トコフェロール酢酸エステル)

つまり、ホホバオイルに含まれているビタミンに関しても、ニキビへの効果はそれほど大きくないでしょう。

ニキビが悪化する危険性

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ここまで『ホホバオイルがニキビに効果的』という情報がいかに信用性がないかということをお伝えしてきましたが、それどころかニキビ肌の人がホホバオイルを塗るとニキビが増える危険性もあります。

ニキビの炎症を引き起こす原因となるアクネ菌は皮脂をエサとして増殖する、というのは一度は聞いたことがあると思います。実際アクネ菌は皮脂に含まれているトリグリセリド(中性脂肪)をエサとしているのですが、ホホバオイルにはトリグリセリドがほとんど含まれていないので、この点は注意する必要はありません。

ただ、アクネ菌は嫌気性といって、空気に触れない状態を好みます。つまりホホバオイルを塗って肌に油性の膜を張ることで、毛穴の中のアクネ菌は増殖しやすい環境となります。

なので、ホホバオイルを塗ることでアクネ菌が増殖し、ニキビが悪化することも充分に考えられます。

ニキビ跡への影響

ホホバオイルがニキビ跡に効果があるか気になる人もいると思いますが、結論から先に述べると『効果はほとんどありません』

ニキビ跡である赤みや色素沈着を治すためには次のような作用が必要です。

赤み:炎症を抑える、ターンオーバーの促進

色素沈着:メラニンの排出、メラニンを作り出すメラノサイトの働きを抑える

ホホバオイルに含まれるビタミンEには炎症を抑える効果があります。その点じゃっかんの効果は期待できるかもしれません。しかし上でも説明した通り、通常のビタミンEでは肌への高い浸透性や活性化は期待できません。

そのためホホバオイルでニキビ跡を治すのはほとんど不可能だと思って頂いて良いと思います。

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