ココナッツオイルがニキビやニキビ跡に効果があるのか徹底検証

kokonattuoiru1

健康や美容にも優れていると有名人にも愛好者の多いココナッツオイルですが、ネットの記事を見てみると『ココナッツオイルがニキビに効果的』と書かれたものがいくつもあります。

しかし、これらの記事を詳しく見てみるとニキビが治る根拠について乏しいものばかりです。当記事ではココナッツオイルがニキビに本当に効くのか、以下の3点について根拠も込みで徹底検証していきます。

  • 肌に塗った場合のニキビへの影響
  • 摂取した場合のニキビへの影響
  • ニキビ跡への影響

肌に塗った場合のニキビへの影響

ココナッツオイルに関する記事を見てみるとほとんどの記事に以下のことが書かれています。

  • ココナッツオイルに含まれているワウリン酸による抗炎症作用
  • ビタミンEによる抗酸化作用やターンオーバーの促進

この2点について検証してみましょう。

ワウリン酸による抗炎症作用は期待できるのか

ココナッツオイルがニキビに効果的な理由だとうたっているほとんどの記事では、『中鎖脂肪酸の一種であるワウリン酸による抗炎症作用が期待できる』と書かれています。

しかし、私が見た限りではそれらの記事にワウリン酸に抗炎症効果があるという根拠(一次情報)を載せた記事は一つもありませんでした。

そこでワウリン酸に抗炎症効果があると書かれた一次情報を探してみたのですが、それらしき記述のある一次情報を見つけることはできませんでした。

ニキビと全く関係ないココナッツオイルに関する通常の記事にも必ずと言っていいほど抗炎症作用について書かれているので、まさか見つからないとは思ってもいなかったのですが、これこそデマが独り歩きして根拠もない間違った情報が常識として拡散してしまった悪い例だと思います。

ワウリン酸はが炎症を引き起こす可能性

それどころか驚きなのはワウリン酸には炎症を抑えるのではなく、むしろ『炎症を引き起こす可能性がある』ということです。2004,2005年に京都大学で行われた研究に関する報告書ですが、この研究の概要には、以下のように書かれています。

近年、炭素鎖12個の脂肪酸であるラウリン酸(LA)が株化マクロファージにおける炎症・発がん関連転写因子のNFkBの活性化を誘導することが見出された。

つまり、ラウリン酸にはNFkBという炎症反応を引き起こすタンパク質の活性化を誘導する働きがあるということです。ただ、マウスによる実験の結果では、ラウリン酸を皮膚に塗ることで優位な炎症反応は見られなかったとされています。

しかしワウリン酸が炎症を抑えるとはっきり書かれた一次情報は見つけられませんでした。

※出典:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16613004/

抗炎症作用があるオイルとは

抗炎症作用についてはココナッツオイルに多く含まれている中鎖脂肪酸ではなく、n-3系の不飽和脂肪酸に効果が期待できることが分かっています。

n-3系不飽和脂肪酸とは魚の油に多く含まれているDHAやEPA、ごま油や亜麻仁油などに多く含まれているリノレン酸のことです。

※出典:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/entry_308/

ビタミンEによる抗酸化作用やターンオーバーの促進は期待できるのか

ビタミンEに関しては抗酸化作用やターンオーバーの促進が期待できるのは確かです。実際にビタミンEを更に肌に浸透しやすく改良した成分であるビタミンE誘導体に関しては、厚生労働省が認可した有効成分のリストにも含まれています。

※出典:いわゆる薬用化粧品中の有効成分リストについて

またビタミンEは脂溶性といって油分に溶けやすい性質を持っているので、肌を覆っている皮脂になじんで角質層まで浸透しやすいです。逆にビタミンCは水溶性なので皮脂にじゃまされて肌には浸透していかないので、レモン汁を肌に塗っても効果はありません。

つまりココナッツオイルに含まれているビタミンEに関してはニキビへある程度の効果が期待できるということです。

ただし、厚生労働省に薬効が認められているビタミンE誘導体は、ココナッツオイルに含まれているビタミンEを改良した成分なので、過度な効果を求めるのは禁物です。

ココナッツオイルを肌に塗ることによる大きなリスク

ここまでをまとめると、ワウリン酸による効果は期待できないけど、ビタミンEの効果はある程度期待できるということになります。ただ、ココナッツオイルを肌に塗るには一つ大きな問題点があります。それはココナッツオイルが油であるということです。

通常ニキビは古い角質や過剰な皮脂が原因で毛穴がつまり、詰まった毛穴の中でアクネ菌が増殖することで悪化していきます。アクネ菌は油分を分解することで増殖していくのですが、油分を分解することで遊離脂肪酸という物質が発生します。

そしてこの遊離脂肪酸が炎症を引き起こす原因になるのです。つまりココナッツオイルを肌に塗ることはアクネ菌にエサをあげているようなものなのです。

このことからココナッツオイルを肌に塗ることでニキビが治る可能性は低く、むしろ悪化する可能性が高いことが分かります。

ココナッツオイルを摂取した場合のニキビへの影響

ココナッツオイルを摂取することによる効能についても、抗炎症作用や免疫力アップによる効能が書かれた記事が多いです。

しかしこれに関しては上記の通り、ワウリン酸には抗炎症作用や免疫力アップも期待できるような一次情報は見当たりません。またワウリン酸というのは中鎖脂肪酸の一種なのですが、中鎖脂肪酸自体、抗炎症作用も免疫力アップがあると書かれた一次情報はありません。

もちろん中鎖脂肪酸自体は脂肪やコレステロール、血圧の抑制に効果があることは分かっているので、健康やダイエットには適した栄養素ですが、ニキビに効果があるかといえばそうとは言えません。

ニキビ跡への影響

ココナッツオイルに関しては塗ることでニキビ跡にも効果的と書かれた記事もありますが、これに関してもほとんど期待できません。

ニキビ跡は赤みによるものと色素沈着によるものと分類することができますが、それぞれでケア方法は異なってきます。

[赤み]

ニキビによる炎症が残っている、または血管のうっ血により血管が肌から透けている状態。抗炎症作用やターンオーバーの促進が効果的

[色素沈着]

ニキビの影響でメラニンが発生し、肌細胞にメラニンが沈着している状態。メラニンの排出やメラニンを作り出すメラノサイトの働きを弱める作用が効果的

赤みへの効果

先程から何度も書いているようにラウリン酸による抗炎症作用は期待できませんが、ビタミンEに関しては抗炎症、ターンオーバーの促進作用が期待できるとされています。

ただ、ビタミンEは厚生労働省に有効成分と指定されているビタミンE誘導体とは全くの別の成分です。ビタミンEは脂溶性ビタミンなので浸透はしやすいですが、れでもビタミンE誘導体に比べると劣りますし、成分自体非常にもろく壊れやすいので、過度な期待はしない方が良いでしょう。

色素沈着への効果

色素沈着に関しては、シミの元であるメラニンを還元するか、メラニンを作り出すメラノサイトの働きを弱める必要がありますが、ビタミンEには、メラニンやメラノサイトに直接働きかける作用はありません。

ビタミンEの効能でターンオーバーを促進し、メラニンを肌から剥がし落とし、色素沈着を薄くすることはできます。ただ赤みのところでも説明したように、ビタミンEに関しては美容成分としてのビタミンE誘導体とは別物なので、大きな効果を期待することはできません。

つまり赤みに関しても色素沈着に関しても、明確に働きかける成分が含まれていないので、ココナッツオイルでニキビ跡を治すのは難しいといういうことです。

まとめ

ここまでココナッツオイルのニキビへの影響について書いてきましたが、一般的にネットで流されている情報とは全く違う結果になりました。

ココナッツオイル自体は美容や健康、ダイエットに非常に優れた食品ではありますが、ニキビへの効果に関してはほぼないと言って良いでしょう。

実際にニベアなどの様々な市販商品がニキビに対して効果的!とうたわれていますが、これらの商品でニキビに非常に優れたものというのはほぼありません。

当然の結論になってしまいますが、ニキビを治すためにはニキビに効果的な成分が含まれた『ニキビ専用のケア商品』を使うのが一番治る確率は高くなります。

  • ニキビケア商品実力ランキング
    ランキング1位
    ルナメアAC
    ルナメアAC

    価格1,000円

    主な有効成分

    グリチルリチン酸ステアリル、トコロフェロール酢酸エステル

    おすすめポイント
    • 大手製薬会社FUJIFILMによる開発化粧品
    • 独自技術「ファイバースクラブ」「アクネシューター」
    • 商品満足度84%
    公式サイトを見る 商品紹介記事を見る
    ランキング2位
    ノブACアクティブ
    ノブACアクティブ

    価格1,500円

    主な有効成分

    BHA、塩酸ピリドキシン、L-アスコルビン酸、イソプロピルメチノール

    おすすめポイント
    • 臨床皮膚医学に基づいて開発
    • 美白成分配合でニキビ跡ケアも同時に可能
    • @cosme口コミランキング トライアルキット部門第1位
    公式サイトを見る 商品紹介記事を見る
    ランキング3位
    ビーグレン
    ビーグレン

    価格1,800円

    主な有効成分

    グリチルリチン酸ジカリウム、アスコルビン酸

    おすすめポイント
    • リピート率98.7%
    • 365日完全返金保証
    • Qusomeテクノロジーによる有効成分の高浸透率実現
    公式サイトを見る
サブコンテンツ

このページの先頭へ