ニキビが発生する根本的なメカニズムを解説
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ニキビ原因とニキビ発生メカニズムの違い
ニキビに悩んでいる人は、ニキビの治し方について知りたいのはもちろんのことですが、『なぜニキビが発生するのか』というニキビの発生原因やメカニズムについても知りたいと思っている人は多いと思います。
そこで多くの人は、『ニキビ 原因』などと検索して調べると思うのですが、そこにはニキビの原因は『ストレス』『睡眠不足』『皮脂』『毛穴詰まり』など色々書かれていて、いまいち意味がよく分からないと思っている方も多いはずです。
そこでまずお伝えしたいのが、『ニキビ原因』と『ニキビ発生メカニズム』を分けて考えることです。
ニキビの発生原因は当サイトでもニキビの7大原因として以下について説明しています。
・ストレス
・乾燥肌
・睡眠不足
・食生活の乱れ
・間違ったスキンケア
・遺伝的要因
・ホルモンバランスの乱れ
これに対して、ニキビ発生メカニズムとは、上記のストレス・乾燥肌などを感じることによって肌に発生する、ニキビの原因となる現象を指します。
・毛穴詰まり
・皮脂量の増加
・アクネ菌の増加
図に表すと次のようなイメージです。
これらを分けて考えることで、ニキビの仕組みがより分かりやすく理解できると思います。
当記事では、ニキビの直接的な原因となる毛穴詰まりや皮脂量の増加などによってニキビが発生するメカニズムを説明していきます。
ニキビの根本的な発生原因は『毛穴の詰まり』
ニキビが発生してしまう根本的な原因ですが、それは『毛穴の詰まり』です。
ニキビ7大原因で説明した、ストレスや乾燥肌、睡眠不足などが続くと、肌には次のことが起こりやすくなります。
・ターンオーバーの乱れ
・過剰な皮脂分泌
ターンオーバーの乱れが続くと肌表面に古い角質が溜まりやすくなるので、これらが毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。また過剰な皮脂分泌も毛穴詰まりの原因です。
このように毛穴が何らかの原因で詰まった状態、これがニキビの一番初期の状態で、ニキビの赤ちゃんのようなものです。
白ニキビから黄ニキビへの成長過程
まずは全体的なニキビの成長過程を簡単に説明すると次のようになります。
・白ニキビ
・黒ニキビ
・赤ニキビ
・黄ニキビ
白ニキビ
ターンオーバーの乱れや過剰な皮脂分泌などで毛穴が詰まった状態のまま、毛穴の中で皮脂が分泌されると毛穴が膨れ上がってきます。これがニキビの赤ちゃんである白ニキビの状態です。
黒ニキビ
次の段階としてあるのが黒ニキビですが、黒ニキビを経ずに白ニキビから一気に赤ニキビになる人も多いです。この黒ニキビですが、詰まった毛穴の出口で皮脂が酸化して固まり、黒ずんでいる状態です。
赤ニキビ
次に発生してくるのが赤ニキビですが、これは毛穴の中で皮脂をエサとしてアクネ菌が増殖している状態です。ニキビの原因としてよく挙げられるアクネ菌ですが、実はアクネ菌は直接的なニキビの原因になるわけではなく、ニキビの炎症を引き起こす、つまりはニキビの悪化を助長させる細菌なのです。
基本的に赤みやシミ、凹凸肌などのニキビ跡が発生するのは赤ニキビ以降です。炎症が発生すると、周囲の血管や細胞を破壊したり、シミの元となるメラノサイトに刺激を与えることになるので、これらがニキビ跡となって残ってしまうのです。
黄ニキビ
ニキビが悪化していく中で最終的に発生するのが黄ニキビです。毛穴の中でアクネ菌が増殖してくると、アクネ菌を退治するために白血球が表れるのですが、両者の戦いが長引くと、段々アクネ菌と白血球の死骸が溜まっていきます。
これらの死骸や皮脂などが黄色い膿となって毛穴から透けて見えている状態が黄ニキビです。基本的に黄ニキビにまで成長すると、ニキビ跡は避けられないです。
完全にニキビの発生を防ぐのは難しいとしても、いかにできたニキビを白ニキビや赤ニキビで留めることができるかが、ニキビ跡を作らないためにも重要になってきます。
ニキビを治す・予防することとは『毛穴詰まりを防ぐこと』
繰り返しになりますが、ニキビとは毛穴が詰まることで発生します。
つまりニキビを予防することで一番大切なことは、いかに
・ターンオーバーを正常化させ肌表面に古い角質を溜めないか
・過剰な皮脂分泌を抑えることができるか
です。当サイトでは他にも色々な角度からニキビの原因や治し方についてお伝えしていきますが、根本には『毛穴詰まりを防ぐこと』が目的としてある、ということを覚えて頂ければと思います。